FC2ブログ

2018-09

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日記33日目

某所で、記事を書く事が確定予測されてたので書きますね><

巽さん(E№322)のイベント【蛍火の宙】に、テーセウス(E№9)さんと参加させていただきました。

イラストはテーセウスさんからいただきました。
集合絵もテーセウスさんのブログに置いてありますので、ご照覧ください。

蛍火の宙

テーセウスさんは洋風貴族のイメージがあったのですが、浴衣を着ると似合ってしまう不思議。
彼のラムネはオリフィが後ほど美味しくいただきました。

オリフィが浴衣を着るのも髪を結うのは初めてなので、とても新鮮に感じます。
「二人の構図が同じになってしまってすみません。」とテーセウスさんに言われましたが、傍にいると仕草が同じになるのは自然な気がするので、何の問題もありませんでした。
日記に出てくる手拭や、椿の団扇、だらっクマの綿飴、ラムネなど小道具の描写もばっちりで素晴らしい><

日記はこちらで担当しましたが、事前にロケーションを【蛍火の宙】に合わせて行ったキャラ茶から文章を起こしています。
TRPGのリプレイと同じような書き方で、実際に二人がキャラ茶で行った会話にオリフィの心理描写を加えたものを日記にしました。
メリットとしては、キャラの性格に沿った会話がスムーズにできる事。
キャラクターのロールが文章に反映される事でしょうか。
準備が大変などのデメリットもありますが、誰かをレンタルした時に一番悩む台詞の部分を違和感なく書ける点でお薦めです。

オリフィは虫が苦手な性格なので、折角誘っていただいた蛍のイベントを台無しにしてしまわないか、本気で心配してましたが、テーセウスさんのフォローもあって楽しく過ごせました。ありがとうございます。
夏のイベントもテーセウスさんと参加できるといいなぁ…と思ったり。

あ、キャラ投票の「なんか羨ましい!」に票を入れて下さった方、ありがとうございます。
お礼のコメントの方させていただきますね。

2 票
「リア充…ッ」
え、あ?すみません。

「リア充爆発しる!」
……すみません。

なんか謝ってばっかですね!?

それでは日記の方。宜しければご照覧ください。 【蛍火の宙】

「オリフィ、良かったら一緒に蛍を見ませんか?」
 
 テスに誘われて待ち合わせたのは、街から少し離れたとある水辺。
 予定より一足先に着いてしまった私は、日が傾きかけて少しずつ暗くなる景色を眺めながら彼を待った。
 彼から貰った浴衣が着崩れしていないか、胸元に仕舞った手鏡を取り出そうとした時、突然何かが背中をなぞるように蠢くのを感じた。

「うひぁ!?」

 私が思わず身震いをしてとび跳ねるのを、いつの間にか背後にいたテスが楽しそうに眺めていた。

「あっはっは。ふふ、こんばんはオリフィエル。」
「……って、テス?何時からそこにいらっしゃったんですか?」

 テスは髪を後ろで緩く纏め、まるでそれが普段着に思えるほど浴衣をモダンに着こなしていた。

「少しほど前から……といっても待つという時間でもありませんでしたが。まだ此方に気づいていなかったもので、つい悪戯心が疼いてしまいました。お許し下さい……ふふ。」
 
 さっきの私がよほど可笑しかったのか、テスは私の顔を真剣に見詰めて、また思い出し笑いをした。

「……もう、驚かせないでください。相手がテスだったから、ホッとしましたけど。デートの度に驚かされている気がします。この前驚かされたのは、双子の子達にですが。」
「すみません、どうしても双子が貴方に何かと悪戯をしたいと言うもので。しかし、こうも反応が良いと驚かしたくなる気持ちも理解でき……あ、もうしません。」
 
 私の恨めしそうな視線に気付いたテスは、笑うのを止めると、申し訳なさそうに肩を竦めた。

「ダメとは言いませんけど、程々にしてくださいね。」
 
 私は仕返しにテスの胸元を指でつついた。彼はくすぐったそうに笑うと、私の手を軽く握りかえした。

「自制致します。さて、では参りますか。日が暮れるまでには、まだ時間があります。露店でも見てゆきますか?貴方の好きな綿飴もありますよ。」
 
 頷く私の手を引くと、テスは露店のある道の方へと歩き始めた。


「あ、挨拶が遅れてしまいましたね。こんばんは。今日はお招きいただき、ありがとうございます。素敵な浴衣も用意して頂いて。」
「はい、こんばんは。今宵は誘いをお受けいただいて、有難う御座います。そのように喜んでいただけるとは……プレゼントしてよかったです。自画自賛になってしまいますが、浴衣の方も良くお似合いですよ。」
 
 初めて着る浴衣には少し梃子摺ったものの、今回は鏡の子が大人しく鏡に戻ってくれたので、この前のデートよりは慌てることなく着付けをする事ができた。

 「似合っていますか?テスが選んでくれたものなので、なおさら嬉しいです。テスの浴衣姿もお似合いですよ。和服のテスを見るのは初めてなので、とても新鮮に感じます。」
 
 テスは表情を緩ませると、歩きながら胸元に手を当て、軽く頭を下げた。

「お褒めに預かり光栄です。こういう服を着るのも久しいですが、この季節には丁度良い。貴方にとって露店というものは初めて……でしょうか?」
「はい。あまりお祭りには参加した事がありませんので、露店も初めてです。どんなものなのかワクワクしてしまいますね。」
 
 私が歩き慣れない下駄の感覚に苦戦しているのに気付いたテスは、腕を組むように肘を軽く持ちあげてみせた。私は彼の腕を両手で掴まえるようにして、寄り添って歩いた。

 「おや、初めてを頂いてしまいましたね。嬉しい限りです。ああ、気になるものがあったら、言ってくださいね。」
 
 露店に到着すると、テスが先ず初めに案内してくれたのは綿飴屋さんだった。
 綿飴屋さんには色々な絵柄の袋の綿飴があったが、私はダラしなく寝そべっているクマが描かれたものを選んだ。

 「だらっクマ。随分だらしなさそうなクマですね……。」
 
 絵柄をみて、ぽつりとテスは呟くと、店主へお金を支払った。
 テスと綿飴を分け合いながら、金魚すくいや紙芝居屋さん、お面屋さんなど色々な露店を見て回った。途中、喉が渇いてきたので、私はラムネという飲み物をテスと一緒に飲むために買ってきた。
 テスが忠告をしてくれたにも拘らず、私はラムネを空けるのに失敗して半分ぐらいこぼれてしまった。
 透かさず、テスが帯に差した手拭いで瓶を拭いてくれたので、幸い浴衣を濡らさずに済んだ。

「ああ、もうっ!?ごめんなさい……余計な事をしてしまいました。」
 
 テスは手拭を仕舞うと、ラムネに付いた硝子球を簡単に指で落し、ほとんど泡を立てる事無くラムネを開けて喉を潤した。

「ふふ、いいのですよ。早く飲んでみたかったのですよね?もっとはしゃいでくださっても構わないのですよ?楽しそうな貴方を見るのは此方としても目の保養ですしね。」
 
 テスの寛容さに安堵とすると同時に、失敗するのを見ているのが楽しいと言われたように感じ、私はちょっとだけ拗ねた。
 気を取り直して次に巡る場所を見回してみると、行き交う人達が扇いでいる綺麗な団扇が私の目に留まった。

「あ、蛍を見る前に団扇を買ってきて良いですか?」
「団扇ですか、承知いたしました。ええと……団扇は確か。」
 
 テスは記憶を巡らせるように周囲を見回した後、手を引いて歩きだしたので私もそれに従った。

「故郷のニフルハイムでも冬には星夜祭という行事があって、樹々に星などを飾ってお祝いするそうですけど、こちらのお祭りとは雰囲気が違いそうですね。私もまだ参加した事は無いのですけど。」
 
 私はラムネの硝子球が涼しげな音を立てるのを聞きながら、渇いた喉を潤した。

「そのようなお祭りが、貴方様の故郷にもおありになるのですね。んん……それでは、島の探索が年末まで続いたらニフルハイムにお戻りになられるのですか?」
 
 テスが少し表情を曇らせたように見えたので、私は首を横に振って否定した。

「あ。いえ。年末に少し戻るつもりでしたけど、必ずという訳では無いです。テスとの用事が出来ましたら、そちらを優先しちゃいますよ?」
「参加した事が無いのでしたら、そちらを優先させた方が……あー。」
 
 テスは途中で相槌を打つと、私の方に目を細めて微笑んだ。

「丁度、其方の行事にも興味が湧いてしまいました。ですので、ご一緒しても構いませんか?」
 
 テスの意外な提案に私は少しキョトンとしてしまったが、ニフルハイムに付いてきてくれる事が嬉しくて、私は大きく頷いた。

「本当ですか?勿論喜んで歓迎いたします。テスと一緒にニフルハイムに行けるなんて夢みたいです。また一つ楽しみが増えてしまいました。」
 
 テスは心配だったのか私の答えを聞くと、安堵の胸をなで下ろした。

「良かった……。ふふ、年末が待ち遠しいですね。それまでにも貴方と様々な思い出を作っていると思いますが。あ、此方です、着きましたよ。」
 
 テスの案内してくれた団扇屋さんには様々な形や柄の団扇があり、私は浴衣に似合う団扇をテスに選んでもらう事にした。
 テスが選んでくれた黒地に椿の柄の団扇を手にした私は、彼の前でクルリと回って、お澄ましをしてみた。

「ええ、とってもお似合いですよ。今日一日だけというのがなんだか勿体無いですね、確り記憶しておかねば……さて、そろそろ蛍の居る場所に参りましょうか。」
 
 テスは私の様子を微笑ましそうに眺めた後、私の綿飴袋をあずかると、蛍のいる水辺へと歩き出した。


「そういえば、昔から蛍というものは死んだ人の魂だというお話があるのですよ。それが幾つも飛び交う姿は見ているだけで美しい。」

 彼のそんな感想を聞くと、やはりテスが人ではないという事を再認識してしまう。
 気にしないように振舞うつもりだったが、思わず彼と繋ぐ手に力が入ってしまった。

「怖くなってしまったらいつでも仰ってくださいね。わたくしが追い払いましょう……そろそろ、見えてきましたね。」
 
 テスの視線の先には、蛍と思われる小さな光の群れが、水辺を楽しそうに飛び交っていた。

「あ、はい。落ち着きましたので大丈夫です。わぁ……すごい、綺麗です。あれ、でもこの風景……何処かで見たような。」
 
 私は蛍達の光を眺めながら、靄のようにおぼろげな記憶をなぞる様に辿っていった。
 飛び交う光の煌めきと誰かの泣いているような悲しい表情が交錯する。
 それを思い出そうとした瞬間、視界が紅く染まったかと思うと、身体の力が抜けて周りが真っ暗になってしまった。

「同じような風景とは……大丈夫ですか、オリフィ。少し場所を変えましょうか?」
 
 倒れそうになる私の身体をテスは慌てて支えると、私の額に手を当てて熱が出ていないかを確かめた。

「あ、はい……すみません。暑気に中てられたのかもしれません……少し休めば大丈夫だと思います。」
 
 気を失ったのは一瞬で、まだ完全ではないが身体の感覚は徐々に戻っていくのを感じた。私はテスに支えられながら、少しでも風にあたる様に団扇を扇いで気を紛らわせた。

「謝る必要など御座いませんよ、此方の責務です。気づかず申し訳御座いません……って、うおっ!まぶし!」
 テスは私の身体を片腕で支えて、何故か急に群がってくる蛍達を追い払うのに必死だった。
「……あ、でも。ちょっとは落ち着いてきたかかもしれ……うひぁ!?」
 
 少し目を離した隙に、何故か蛍達が一斉に団扇に群がり、眩しい位の光を放っていた。

「何で近寄って来るんですか、これ!?あっち行って!しっしっ!」
 
 私が必至で団扇を扇いで追い払おうとすると、蛍達は更に団扇に群がり、私達の周りだけ光り輝いて見えるようになっていた。

「オリフィが好かれているのでしょうかねぇ……あ、違う。そんな事を言っている場合じゃありませんでした。もしかして、動くものに反応しているのでは?」
「え、そんな馬鹿な!?私、虫嫌いなのに!?あ、え!?もしかして、扇いでいるのがいけないんですね!?」

「はい!やめました!」
 
 私が扇いでいた団扇を止めると、蛍達は自然に水辺の方へと散っていった。

「一時はどうなる事かと……此方のセッティングミスでした。すみません、虫がお嫌いだったとは。それに蛍の生態も確り調査しておけば、こんな事にならずに済んだのに。」
 
 テスは私が立ちあがれるまで落ち着くのを待った後、軽く頭を下げて私に謝った。

「あ、いえ。私も遠くから見る分には大丈夫だと思っていたのですが……取り乱してしまいました。折角のいいムードを台無しにしてしまって、ごめんなさい。」
 
 私の落ち着いた様子を見て、テスは安堵の胸を撫で下ろした。

「……もう少し離れたところで、この情景を見ましょうか?嗚呼、丁度あそこに座れそうな岩場がありますね。少しそこで、腰を落ち着けましょう。」

 テスは岩場に付くと、帯に差していた乾いた手拭を比較的平らな岩場に敷いた。
 私は彼に礼を言って岩場に腰を下ろした。
 さっきの拍子にラムネを落してしまったが、テスが持っていたものを分けてくれたので、間接キスにドキドキしながら乾いた喉を潤した。

「……さっきのお話ですけど、テスは悪くないですよ。大丈夫です。私も楽しかったですから。」
 
 テスが黙って私の顔をまじまじと見るので、恥ずかしくなった私は、彼の胸元に顔を埋めて表情を見られないようにした。

「……本当ですよ。」
 
 テスは私の頭をあやす様に撫でながら、クスッと笑みを漏らした。

「……お気持ちは十分に伝わりましたよ。」
 
 それから私達は他愛のない話を交わしながら、輝く星と蛍を眺めて楽しいひと時を過ごした。
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mementomorinomaigo.blog81.fc2.com/tb.php/154-7bcc838d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

日記34日目 «  | BLOG TOP |  » 日記32日目

リンク

プロフィール

佐藤深雪

Author:佐藤深雪
いつから改装中だと錯覚していた?

なん だと…

アイコンは魔術商会さん(E№41)からいただきました。とても感謝なのです。

ノウァ
ファーヴニール
深雪

とことこ

最近の記事

カテゴリ

辺境地域(キャラのホーム世界設定) (4)
辺境黒歴史(ホーム世界の歴史) (3)
偽島2期日記 (25)
Fallen Island (2)
いただき物 (2)
オリフ (32)
ネヴァ (8)
カーズ (25)
偽島1期(TiA) (20)
カーズの日記 (1)
ティアの交換日記 (1)
おりふぃ (14)
偽島3、4期日記 (46)
六命表日記 (14)
六命裏日記 (9)
精霊日記 (19)

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。