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2018-09

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サマバケ2010昼

 待ちに待った偽島の大イベントSummer Vacationが始まりましたね><
 ラストサマバケは文章で参加しましたが、去年は参加を逃した形になってしまったので、今期こそはという意気込みで臨みました。
 まぁ、前期はオリフだったので、イベントあっても水着は着なかったと思いますが(^q^

 今期はテーセウスさん(E№9)とペアで参加です。
 プロフ絵はもちろん、日記もこちらの書いたものに合わせていただいて、一粒で二度美味しい結果となりました。ひらに感謝です!ありがとうございます><

サマバケ2010昼

白い魔女帽、白い水着に大きめのYシャツでちょっと露出を控えた形となりますが、普段よりは露出高めです。
おへそがロゴで隠れているのはテーセウスさんの愛。しかし、水着は本当に良いものですね><
ロゴ無しの絵もいただいていますが、テーセウスさんのご了承が無いとおへそは見せてはいけない気がするので、こちらでは控えます。

※追記
テーセウスさんからお許しが出たので、ロゴ無しの方も公開しますね。
お腹もおへそもばっちりです><

ロゴ無し

以下は頑張りすぎて6000文字近くになった日記です。
糖分増量していますが、興味がありましたらご照覧ください。

「あ、え……はい。」

 海水浴という言葉を初めて聞いたのは、テーセウス……テスが私を誘ってくれた時の事だった。
 故郷のニフルハイムは北限のある極寒の地であり、海は一年の殆どを氷に閉ざされているため、遊びといえばソリか海豹狩りぐらいしか思いつかない。
 単語から察するに、恐らく海で遊ぶ事だとは思ったが、若しかしたら海をお風呂のように入るのかもしれない。
 テスのお誘いに反射的に頷いてしまったものの、どの様な格好をすればいいのかまるで見当がつかなかった。
 エクやヒスカに相談してみようかと悩んでいる私に、テスは機嫌を伺うかのように私の顔を覗き込んだ。

「オリフィはまだ水着の方はお持ちではないのですか?
まだでしたら、浴衣の時のように水着もご用意いたしましょうか?」

「あ、はい。その、実は……海水浴というのが初めてですので、どの様な服装をすれば良いのか分かりませんでした。テスにご迷惑をお掛けするかも知れませんが、よろしくお願いします。」

「そんなに畏まる事はありませんよ。分かりました。それでは当日は、わたくしのお屋敷にいらして下さい。屋敷で着替えてから海水浴へ向かいましょう。」

「はい、よろしくお願いします。何もかもお任せしてしまって、申し訳ありません。」

 お辞儀をする私の頭を、テスの厚い掌が優しく撫でた。私が見上げると、目を細めて表情を緩ませている彼が静に頷いた。

「良いのですよ。わたくしも、オリフィの水着を選ぶ楽しみが増えたのですから。」

「あ、え……はい。」

 また反射的に頷いてしまった私は、当日に彼の選んだ水着を着る事を想像すると、不安と期待の入り混じった感情で耳まで真っ赤になってしまった。


「オリフィエル、海を見たのは初めてですか?」

 翌日、テスのお屋敷で水着に着替えた私は、テスと一緒に屋敷から少し離れた海岸へとやってきた。
 テスが用意してくれた水着は、私が普段着ている魔女の服よりも露出度が高かったため、私は日差しを避けるために魔女帽を被り、彼の貸してくれたTシャツを羽織っていた。
 一方のテスは、麦わら帽子に首元にタオルを巻いて、薄手の長袖を羽織っていたので日光対策は万全だった。
 ただ、どう見ても海に入る格好では無かったので、私は不思議に思いながらもテスと手を繋ぎながら海岸を歩いた。

「あ、はい。凍っていない海は初めてです……魔法陣を経由して島にやってきましたので。
なんだか独特の香りがしますね。これが海の匂いなのでしょうか?」

 鼻先をくすぐる不思議な匂いに興味を示す私に、テスは少し驚いた様子だった。

「凍っていない海?なるほど。あなたの故郷には、このような海はなかったのですね。
そうですよ、磯の香りというものです。海水の味もしょっぱいのですよ。」

 テスは目の前に広がる海を眩しそうに目を細め、麦わら帽子を深く被りなおした。

「なるほど磯の香りですか。海の水は塩辛いのですね。では、飲まないように注意しないと。」

 少し暑い砂浜を裸足で歩く感覚に戸惑いながらも、遥かかなたまで煌めく水平線の鮮やかさに心を奪われた私は、思わず感嘆の声を漏らした。

「……泳いでみますか?」

 テスの言葉に私は頷くと、羽織っていたTシャツに手をかけ、ボタンを外し始めた。

「はい。ところで……テスは着替え無くても良いのですか?その格好で泳ぐ訳では、ありませんよね?」

 私はテスの持っている大きめのバケツの中に入った、柄の付いた折り曲がったフォークのような道具を不思議そうに見詰めた。
 彼は首を横に振ると、苦笑いを浮かべながら自分の服の袖を摘んでみせた。

「わたくしは……恥ずかしいので、肌を露出させたくないのです。」

「え、そうなのですか?私も水着姿は恥ずかしいのですけど……。」

 ボタンを外して前が肌蹴たTシャツを羽織ったまま、少し不満そうな表情でテスを見詰めた。

「しかし、オリフィエルの水着姿はとても見たかったので、わたくしの事は気にせず海水浴を楽しんでください。」

 彼が力拳をぐっと握って、輝いた目で私の事を見詰めるので、私はテスが一緒じゃないと嫌だと駄々をこねたかったが、やっぱり思い留まった。

「あ、はい。浴衣も水着もテスに選んでいただいて、嬉しかったです。では、少し海の水に慣れておきますね。荷物、よろしくお願いします。」

 私は脱いだTシャツを軽く畳んで、帽子と一緒にテスに預けると、波打ち際の方へと歩き始めた。
 テスは荷物を受け取とり、手早くバッグにそれを仕舞うと、私に手を振り笑顔で見送りをした。

「何、わたくしの自己満足ですから。喜んでいただけると、調子に乗ってしまいそうです。
荷物のほう、承りました。気を付けてくださいね。」

 波打ち際についた私は、まずは腿が浸かる深さまで波の中へと進んでいった。
 テスは泳いでいいと言っていたものの、そもそも泳ぐという行為がよく分からないので、波を身体にかけて海水に身体を慣らす事にした。

「……海水浴って、一人で遊んでも面白いのかな。」

 砂浜の方で何かを掘っているテスの姿を遠巻きに見守りながら、私はもう少し身体をつけるように波をかき分けて進んでいった。
 海の砂を踏む感覚は少しくすぐったかったが、程良い冷たさで気持が良かった。
 心地好さに思わず表情が緩んだ矢先、ふと誰かの気配を感じて辺りを見回すと見知らぬ男の人が此方を見ているのに気が付いた。
 私は自分がおかしな行動をとっていたのかもしれないと恥ずかしくなり、その視線を避けるように波をかき分けて逃げていった。
 テスから少し離れすぎたかもしれない。
彼の居る砂浜の方を振り返ろうとした時、足場の筈の砂地が急に抜けるように崩れだして私は水面に倒れ込んだ。

「う、あっ!ちょ!?」

 海に引きずり込まれた私は浮き上がろうと必死に藻掻いたが、身体の方は波に流されるばかりで息をすることができなくなった。
 身体が水面から離れてゆくのをただ見つめながら、私の意識は次第に遠のいていった。

「オリフィ、オリフィ……大丈夫ですか?」

 私が次に意識を取り戻したのは、テスに横抱きにされて海面から引き揚げられた時だった。
 まだ意識がはっきりしない私の顔を、テスは心配そうに覗き込んでいた。

「あ、はい……だ、大丈夫です。少し海の水を飲んじゃいましたが。
そういえば、私……ちゃんと泳いだ事がありませんでした。泳げないんですね……初めて知りました。」

「……泳ぐ環境がなければ気づきようがありませんね。」

 ずぶ濡れのテスは私を抱えたまま、やや遠くの方を見ながら答えた。

「……こんな事なら沐浴の時にでも、泳ぎの練習をしておけば良かった。」

 意識を徐々に取り戻した私は、テスと逢う度に何かしら迷惑をかけている事に心苦しくなり目を逸らした。

「あ、もう大丈夫です。だいぶ落ち着きました。
……テスをびしょ濡れにさせてしまってすみません。
あと、あの……降ろしてもらっていいですか?」

「あらかじめ予想もしていた事なので大丈夫ですよ。それなら今、練習してしまうのは如何でしょう?
こう濡れてしまっては水着の心配も御座いませんし、ね。」

 テスは私の膝裏に差し込んでいた腕を抜くと、私の身体をもう一つの腕で彼の胸元まで引き寄せた。
 私の身長ではそれでも砂地に足が着かなかったが、テスに抱えられている安心感のお陰か、それほど恐怖は感じなかった。

「あ、はい。そうですね、練習したら泳げるようになるかもしれませんよね……テーセウスさん、ご指導よろしくお願いします。」

「そんな畏まらなくても結構ですよ。いつものように“テス”と呼んで頂ければ、ね。」

 テスは小さく笑うと、私の身体を抱き寄せたまま砂地を蹴って海の深い方へと進んでいった。

「……あの、テス?あまり奥に行くと、もう私の足がつかないのですけど?」

 海をどんどん進んでゆくテスから離れないように、私は強くしがみつきながら彼の顔を覗き込んだ。

「怖がらずとも平気です、わたくしに身をゆだねてください。
……そうだ、身体の力を抜いておくと、沈む心配は減りますよ。」

 私の身体を抱きなおして、残った手足で波を掻き分けながらテスは器用に泳いでいた。

「あ、はい……身体の力を抜くんですね。あ、本当だ、少し浮いている感じがします。」

 溺れたとき沈んでいった身体が、浮いてゆくことを不思議に感じながらも、彼の言うとおりに力を抜いていくと重力が無いように身体が波間を漂った。

「ん、よくできました。足を使って水面を掻いてみると、もっと浮いている感じがすると思いますよ。」

「あ、はい。こう……ですか?」

 テスの言われるままに水面を足で掻くと、身体が以前より浮いた感じになり、何となく泳いでいるような気持ちになった。

「あ、少し浮いてきた様な感じがします。さっきは沈んでしまったのに不思議ですね。」

「溺れる人は大抵、身体に力を入れすぎているのが原因なのです。その様子だと、先ほどのように沈む心配もなさそうですね。」

「なるほど……力を抜いて、リラックス……ですか。きっと、テスが傍にいるから、安心していられるんだと思います。」

「その言い方だと、わたくしがいない時は緊張しっぱなしのようにも聞こえますよ?」

 冗談めかしたように微笑みながら、テスは私の顔を見た。

「あ、いえ。初めての海でしたので、緊張していただけです。テスと一緒の時にも緊張はしますが、それとは別に安心もできますし……あ、ほんとだ。私、泳げている……のかな?」

「さすがオリフィエル、コツを掴むのが上手ですね。手を繋いだまま、少し身体を離してみましょうか。怖くなったらすぐわたくしに捕まってください。」

 テスは抱き寄せていた腕を離した代わりに、手を握って私から少し離れた。

「あ、はい。分かりました。手は離さないでくださいね……」

「ええ、離しません。絶対に。ん、大丈夫そうですね。では……もう少し泳いでみますか。」

 テスの補助を受けながら足だけで水を掻くと、思ったよりも身体の方は浮くもので、海の深さを意識しない程度にまで泳ぐ事ができた。

「ここまでくれば十分でしょう。よくできました。」

 そうテスが言うので辺りを見回してみると、海岸からはだいぶ遠ざかり、私達の荷物の置いてあるパラソルがかろうじて見える処まで来ていた。

「あはー、泳げない事も知りませんでしたが、教えてもらえれば泳げる事も知りませんでした。こんなに早く上達したのは、テスのご指導が優秀だったからですね。」

「褒めるのがお上手だ。オリフィエルの飲み込みも十分早かったですよ。」

 テスはそう言うと、立った姿勢のままで泳ぎながら私を抱き寄せた。

「まだテスが傍に居ないと不安ですけど、泳ぎに自信がつきました。もう少し練習して、テスと一緒に泳げるように頑張ります。」

「おや?ご一緒に泳いでいただけるのですか?……人気の無い、夜の海であれば喜んで。」

 私がテスの顔を見上げると、彼はニコリと微笑んだあと優しくキスをした。
 海水を沢山飲んだので、しょっぱくなかっただろうかと気になりながらテスの反応を伺ったが、顔をしかめられたりはしなかったのでホッとした。

「あはー、ご褒美をいただいてしまいました。」

「頑張る子の当然の権利です。少し疲れたでしょう。とりあえず、一旦浜辺に戻りましょう。帰りは私が泳ぎますよ。」

 テスは私を片腕で抱きよせたまま、沖の方へと泳ぎ出した。

「夜にも褒めていただけるように頑張らないとですね。テスと一緒に泳げるように。」

「注文が多くてすみません、夜の方が矢張り“悪魔”としては活動しやすいですので……ところで、まさか今日1日で泳げるようになる気ですか?」

 テスの目が少し大きく見開いて私の顔を見るので、自分がまた変な事を言ってしまった事に気付いて恥ずかしくなった。

「あ、すみません!?気が早すぎました!?そうですね、少し練習してから一緒に泳ぎたいと思います!オリフお姉さんも泳ぎを教えてくれるかもしれませんし!」

「水に浸かっているだけで疲労は溜まるものですから、そう急がずに。また泳ぎにきてもよいでしょうし。オリフ様に教わるとは……彼女が此方に来られているのですか?」

「あ、はい。オリフ姉様もこちらにやってきていますよ。何でも、個人的に調べたい事があるのだとか
……私の事も心配して見に来てくれたようですけど。
テスの事を、近いうちにオリフお姉様に紹介しないといけませんね。」

「調べたい事ですか……なんでしょうね。しかし、心配してきてみたら貴方が分裂していたなんて自体、さぞ驚きになられるでしょうね。オリフ様には一度ご挨拶させていただきたい所です。」

 砂地に足が着く所まで来ると、テスは私を離してゆっくりとした歩調で海を出た。
 久しぶりに砂浜に足が着く感覚に一安心しながら、私はテスのあとについて行った。

「はい、その時は私の方からテスをオリフお姉様に紹介しますね。きっと、オリフお姉様も喜んでくれると思います!」

「是非宜しくお願いします……余程嬉しい様子ですね。」

 荷物の置いてあるパラソルへ向かう途中で、テスは沢山貝の入ったバケツを拾い上げると私の方を振り返った。

「はい、嬉しいですよ、だってこんなに素敵な方をお姉様に紹介できるのですから。
……その時は、今の服装では無くて、いつもの正装でお願いしますね。」

 私の言葉にテスは、自分の濡れた服を見たあと、頭に被っていた物が無い事に気がついて辺りを見回した。

「田植え前みたいな格好ですみませんね……そういえば、麦藁帽子が遭難してしまったようです。まあ良い。」

 テスは、パラソルの下にある荷物と一緒に貝の入ったバケツを置くと、私に手を差し伸べて来たので引き起こす様に彼の手を両手で掴んだ。

「田植え……あ、はい。じゃなかった……ラフな格好ですと、オリフお姉様が難癖付けそうですので。
無くしてしまった麦わら帽子はそうですね……お店を覗いてテスに似合うのをプレゼントします。」

「礼儀正しい方だとは思っていたのですが、難癖……ですか。」

 テスは少し眉をしかめたが、直ぐにいつもの穏やかな表情に戻り、私の頬を軽く撫でた。

「おや、麦わら帽子をオリフィに選んでいただけるのですか?嬉しいですね。大事に使わせていただきますよ、勿論。」

「あ、はい。ではこれから、海の家も覗いてみましょうか?
運動して、お腹も空いてしまいましたし……テスの服も乾かさないと、ですし。」

「海の家ですか……良いですね。久しぶりに焼きそばを食べたかった所です。
この気候ですから、服もすぐに乾くことでしょう。」

 それからテスと私は、海の家の露店で食べ物を買って、ビーチパラソルの下で涼みながら楽しく昼食をとった。
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