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表日記2日目
特別卒業試験。
アカデミーで普通に学業を修めれば卒業をすることはできるが、特別卒業試験の課題を達成する事が出来れば、卒業してからも多大な名誉を得ることができる。
そんな誉れある卒業試験の候補生として私とサクラは選ばれた。
試験を受けるためにも試験があり、私達は自らの腕前をアカデミーの偉い人達の前で実演することとなった。
特別卒業試験の内容は候補生が決まるまで極秘ではあったが、私は既にその情報を入手していた。
その内容とは異世界から来た人達を元の世界へ還すための魔法を、分割世界セルフォリーフで研究すること。
私は事前に異世界召喚の研究を重ね、この選考試験でその卒業課題を達成していまうという大業に挑む心算だった。
アカデミーのお偉いさん達の見守る中、私は彼等の度肝を抜く魔法を実演すべく異世界から手に入れた縫いぐるみを魔法陣に置くと、速やかに魔法の詠唱にはいった。
「……これは、まさか。」
詠唱の内容になにか気づいたアカデミーの偉い人達は、ざわめきの声を上げる。
私は周りの様子を気にすることなく、確実に詠唱を完成させた。
遥か彼方の空が割れ魔法陣が描き出されると、なにかが遥か遠くの方へと落ちていった。
ちなみに目の前にいる縫いぐるみには何の変化もない。
「これは……」
アカデミーの偉い人達は、呆気に取られたように私の方を見た。
不安そうに見つめるサクラに私は舌を出して苦笑いした。
「えへへ、間違って異世界から誰か呼び出しちゃったみたい。」
もちろん試験は落ちた。
アカデミーで普通に学業を修めれば卒業をすることはできるが、特別卒業試験の課題を達成する事が出来れば、卒業してからも多大な名誉を得ることができる。
そんな誉れある卒業試験の候補生として私とサクラは選ばれた。
試験を受けるためにも試験があり、私達は自らの腕前をアカデミーの偉い人達の前で実演することとなった。
特別卒業試験の内容は候補生が決まるまで極秘ではあったが、私は既にその情報を入手していた。
その内容とは異世界から来た人達を元の世界へ還すための魔法を、分割世界セルフォリーフで研究すること。
私は事前に異世界召喚の研究を重ね、この選考試験でその卒業課題を達成していまうという大業に挑む心算だった。
アカデミーのお偉いさん達の見守る中、私は彼等の度肝を抜く魔法を実演すべく異世界から手に入れた縫いぐるみを魔法陣に置くと、速やかに魔法の詠唱にはいった。
「……これは、まさか。」
詠唱の内容になにか気づいたアカデミーの偉い人達は、ざわめきの声を上げる。
私は周りの様子を気にすることなく、確実に詠唱を完成させた。
遥か彼方の空が割れ魔法陣が描き出されると、なにかが遥か遠くの方へと落ちていった。
ちなみに目の前にいる縫いぐるみには何の変化もない。
「これは……」
アカデミーの偉い人達は、呆気に取られたように私の方を見た。
不安そうに見つめるサクラに私は舌を出して苦笑いした。
「えへへ、間違って異世界から誰か呼び出しちゃったみたい。」
もちろん試験は落ちた。
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